販売研修講師になって気付くこと|指導者として理解しておくべき事柄

接客販売を指導する者として重要なこと
接客販売を指導する者として重要なこと

 

販売研修講師をはじめて早や9年が経ちます。

 

最初は小さな集まりや商工会議所から始まりましたが、今では大手企業などからも呼ばれるようになり、おかげさまで全国各地で登壇。

 

10年前では考えられない状況になりました。

 

 

ただ、そうやっていろんなところで研修や講演をするようになって、改めて気付くことがあります。

 

 

それは、『売りたくない人(販売員)は一人もいない』ということです。

 

 

一見、どんなにやる気がなさそうな人でも「売りたくない」とは思っていません。

 

みんな、できれば売りたい・・・そう思っているんです。

 

 

自分なりにいろいろ頑張っては見たものの、思うように売れない。

正直、どうやったらいいかわからない。

 

それなのに、上からは明確な解決策も持たされないまま「もっと売れるように努力しろ」と言われる。

 

 

すると、段々モチベーションが下がってきて、やがては反抗的な態度をとる。

そういった図式をたどっている人(企業)は少なくありません。

 

 

こういった状況を打破するには全員が理解できる販売に対する明確な指導法を習得するしかありません。

 

 

ところが、ほとんどの企業は販売員の指導に関して、ステレオタイプのマニュアルか管理職の自己流の指導法、それ以外は販売員任せになっています。

 

それでいい結果が出ているなら問題はありません。

 

 

ただ、全員が理解しやすい明確な指導法を習得できていない企業は、売上が上がらないだけでなく、組織に溝ができたり、離職率が上がるといった悪循環を生むことが多いように思います。

 

 

今はいい人材を得るのがどの企業も難しい時代です。

特に中小企業にそれは顕著です。

 

そんな時代に退職者ばかり出るようでは、とても経営を良い状況に持っていくことはできません。

 

 

どんな人も売れないより、売れた方が楽しいに決まっています。

誰もが文句を言われるより、褒められたいに決まっています。

 

 

始めたばかりの頃は、正直自分の事で精一杯でしたが、今ではそういったことを思いながら、毎回少しでもお呼びいただいた企業様のお役に立てれるようにと研修するようになりました。

 

 

単にいい話をするのではなく、頭が明確になり、明日以降現場で試したくなるものを与える・・・

 

これからもそういった研修を心掛けることで、少しでも売りたい人、スランプの人の悩みを解決出来たらなと思っています。

 

研修講師になって気付くこと